「Webデザイナーになりたいけど、本当に仕事があるのかな?」
「今から勉強しても遅くないかな?」
もしあなたがこんな風に考えているなら、このガイドがきっとお役に立つはずです 。
こんにちは!私、実は現在61歳で、フリーランスとして働いています。
今はITの裏側を支える「インフラエンジニア」や、プロジェクトをまとめる「PM(プロジェクトマネージャー)」の仕事をしていますが、30代の頃に15年間Webサイトを作る司令塔「Webディレクター」として働いていました 。
たくさんのWebデザイナーさんと一緒に仕事をしてきたので、Webデザイナーさんの大変さも楽しさも、よーく知っています 。
正社員になれなかったり、収入がゼロになったり、大きな病気をしたりと、私の人生は決して順調なものではありませんでした 。
でも、そんな経験をしてきたからこそ、「Webデザイナーとして本当に稼ぐために何が必要なのか」を、皆さんに具体的にお伝えできると思っています 。
Webデザイナーのステキなところって?

Webデザイナーという働き方には、こんなにたくさんの魅力があるんです。
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好きな時間に働ける! 家で作業することが多いので、子育てや家事、プライベートの予定とも合わせやすいんです 。
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どこでも働ける! パソコンとインターネットがあれば、日本中どこでも、なんなら海外からでも仕事ができます 。
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一生使えるスキル! 一度身につければ、年齢を気にせず長く働き続けられるのが魅力です 。
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「ありがとう」が嬉しいやりがい! 自分が作ったデザインで、誰かの困りごとを解決したり、喜んでもらえたりする。これって本当に嬉しい瞬間です 。
20代で新しいことに挑戦したい人、30代・40代で家庭と仕事を両立させたい人、50代で何か新しいことを始めたい人。
どんな年代の方にも、Webデザイナーは新しい可能性を与えてくれます 。私も今、フリーランスとして「自分のペースで働く自由」を心から楽しんでいます。
満員電車に乗らなくていい毎日は、想像以上に快適ですよ 。
でも、ちょっと厳しい現実も知っておこうね!
「Webデザイナーになれば簡単にお金が稼げる!」なんて話を聞くこともありますが、正直に言うと、そんなに甘くはありません 。
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ライバルがいっぱい!

とにかく多いです!
副業=WebデザイナーかWebライター
みたいなYouTubeやnoteが溢れかえっていますよね。「クラウドワークス」や「ランサーズ」といったお仕事を探せるサイトを見てみてください。
「Webデザイン」で検索すると、本当にたくさんの人が登録しています 。
「パソコンができれば誰でもなれる」というイメージがあるので、多くの人が挑戦するんですね。
その結果、「安くてもいいから仕事が欲しい」という価格競争になってしまうことがあるんです 。
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「きれいに作る」だけじゃ選ばれない!

「おしゃれなWebサイトを作りたい」
「デザインが好き」
という気持ちは、とっても素晴らしいことです 。
でも、残念ながら「見た目がきれい」なだけでは、お客様から続けてお仕事をもらうのは難しいのが現実です 。
私が見てきた「選Webデザイナーさん」ってどんな人?

私が15年間Webディレクターとして、たくさんのデザイナーさんと一緒に仕事をしてきて気づいたことがあります 。
それは、継続してお仕事をもらえるデザイナーさんには、ある共通点がありました。
それは、「お客様の気持ちをしっかり理解できる人」だったんです 。
例えば、お客様がWebサイトを作りたい理由って何だと思いますか?
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お店の商品をもっと売りたい
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お店にお客様をもっと呼びたい
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会社のことやサービスをもっとたくさんの人に知ってもらいたい
つまり、お客様には何か「困っていること」や「こうなりたい!」という「願い」があるんです 。
成功しているデザイナーさんは、まずお客様のお話をよーく聞いて、「何のためにこのWebサイトが必要なんだろう?」と、その目的をしっかり理解してから、デザインを考えていました 。
Webディレクターとして、お客様とデザイナーさんの間に入って仕事をしてきた経験から、私が強く言えるのは、
お客様が本当に求めているのは「おしゃれなデザイン」ではなく、「ちゃんと結果が出るデザイン」
だということです 。
Webデザイナーとして成功するための3つのヒント

では、この厳しいWebデザインの世界で、あなただけの「価値」を作って、稼ぎ続けるためにはどうすればいいでしょうか?
私の経験から、3つの大切なヒントをお伝えしますね 。
ヒント1: あなただけの「得意分野」を見つけよう!
「みんなと同じことをしていても、なかなか目立てないな」
これは、私が派遣社員からフリーランスになった時に、身にしみて感じたことです 。
でも、大丈夫!あなたには必ず、他の人にはない「あなただけの強み」があります 。
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特定のジャンルに絞ってみる:
例えば、「美容院専門のWebデザイナー」「カフェ専門」「整体院専門」など、特定の業界に特化することで、その業界のことをとっても詳しくなれます 。
そうすると、「この人は私たちの業界のことをよくわかってくれる!」と、お客様からの信頼もぐっと高まるんです 。
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今までの経験を活かす:
私の場合、15年間Webディレクターとして働いてきたので、「お客様と話すこと」や「プロジェクトをスムーズに進めること」が得意でした 。
今のインフラエンジニアの知識も合わせて、技術にも詳しいデザイナーとして、他の人と差をつけることができています 。
あなたも、これまでの仕事や経験を振り返ってみてください。きっと何か活かせるものが見つかるはずですよ 。
ヒント2: デザイン以外のスキルも大切にしよう!
どんなに素晴らしいデザインが作れても、それをお客様にうまく伝えられなければ、残念ながら意味がありません 。
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お客様の「本当の悩み」を聞き出す力:
お客様は最初、
「なんとなくおしゃれにしたい」
といった曖昧な要望しか言えないことが多いです 。そんな言葉の中から、お客様が本当に必要としているものを見つけ出す力がとても大切なんです 。
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「この人に任せたい!」と思ってもらう伝え方:
同じデザインを提案するのでも、説明の仕方一つで、お客様の印象は大きく変わります 。
同じデザインを提案するとき、料理と同じで「盛り付け」と「説明」次第で、お客様の味わい方が180度変わります。
例えば、高級レストランでは同じ食材でも
「本日は北海道産のホタテを、シェフ特製の白ワインソースで仕上げ、彩り豊かな季節野菜と共にお楽しみください」
と説明されると、期待値が一気に高まりますよね。
一方、
「ホタテです」
だけだと、どんなに美味しくても印象は薄くなってしまいます。
デザイン提案も全く同じで、
「こんなサイトはいかがですか?」
ではなく、
「御社のお客様が最初に目にするこの色は、信頼感を演出し、3秒以内にサービスの価値を伝える設計になっています」
と説明すれば、お客様の受け取り方は劇的に変わります。
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連絡をきちんと取る力:
「返事が早い」「今、どこまで進んでいるか教えてくれる」など、当たり前のことを当たり前にできることが、お客様との信頼関係を築く上でとても重要です 。
まるで「宅配便の追跡サービス」のようなものです。
Amazonで注文した商品が
「今どこにあるのか分からない」「いつ届くのか連絡がない」
状態だったら、どんなに良い商品でも不安になってしまいますよね。
でも
「商品は○○営業所を出発しました」「明日の午前中にお届け予定です」
と細かく連絡があると、安心して待っていられます。
Webデザインも全く同じで、
「デザイン案、明日までにお送りします」「現在ラフ案が完成し、明日色付けに入ります」
といった当たり前の連絡が、お客様にとっては何よりも安心材料になるのです。
プロとしての技術力も大切ですが、
「今、自分の大切なプロジェクトがどうなっているか分かる安心感」
を提供できるかどうかが、信頼関係の土台を作るんです。
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フリーランスの基本知識:
契約書はどう読むの?請求書はどう作るの?税金ってどうすればいいの?など、自分で学ぶべきことがたくさんあります 。
私は収入がゼロになった経験があるので、「安定して稼ぎ続けるためのスキル」がどれだけ大切かを身にしみて感じています 。
良いデザインを作るだけでなく、作ったものをきちんと「売る力」も必要なんですよ 。というかむしろそこが一番のポイントになります。
ヒント3: ずっと学び続ける気持ちを大切に!
Webデザインの世界は、常に新しいものが生まれています。
新しい技術やデザインの流行が次々と出てくるので、
「これは何だろう?」「どうやって使うんだろう?」
と、常に新しいことを勉強し続ける気持ちがとっても大切です 。
新しい技術が出ると使い方についての動画が一気に溢れ出ます!
それはもう笑っちゃうぐらいたくさん同じような動画がありますので、基本的なことはどんどん学べます。
でもデザインの考え方や流行は動画では学べません。
なぜならあなたが持っている感性でしか感じ取れないものがあるから。
この感性を養う方法としては、とにかくたくさんのモノを見るしかありません。人・自然・建物・絵画・映画などなど。
自分の目で直接見て、感じて、考える。
この商品はなんでこんな形なの?
この公園の作りはどうしてこうなの?
この景色が美しいのはなぜ?
あの映画はなにを伝えたかったんだろう?
あの構図はどうやってできているんだろう?
これは今でも私が続けている方法です。これを続けているとデザインの意味がだんだんわかるようになってくるのでおすすめです。
私は大きな病気をして、1年以上も働けない時期がありました 。でも、そこで諦めずに、少しずつ新しいことを学び続けました。
Webディレクター時代の経験も活かしながら、全く違う分野のインフラエンジニアやPMとしてのスキルも身につけて、60代になった今も現役でほどよく働いています。笑
一時的に大変なことがあっても、諦めずに学び続けることで、あなたのスキルや経験は必ず積み重なっていきます 。
その積み重ねこそが、他の人との大きな違いを生み出す「あなただけの武器」になるのです 。
最後に: あなたの挑戦を応援しています!
私の人生は、決してスムーズな道のりではありませんでした 。正社員になれない時期があったり、収入が全くなくなったり、大きな病気をしたり 。
それでも、私は諦めませんでした 。
どんなに大変な状況でも、必ず道は開けると信じています 。年齢やこれまでの経験は、あなたの可能性を制限するものでは決してありません 。
もしWebデザイナーという道に少しでも興味があるなら、まずは小さな一歩から始めてみてください 。
本を読んでみたり、YouTubeで動画を見てみたり、無料のデザインツールを触ってみたり 。どんなに小さなことでも、それがあなたの未来を変える大きなきっかけになるかもしれません。
私がそうだったように、あなたの人生も、ここから新しいステージに進んでいけるはずです 。
心から応援しています 。
この記事が少しでもあなたの役に立てたなら、とても嬉しいです。Webデザイナーとしての第一歩を踏み出すあなたを、心から応援しています 。